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こんにちは、間島ゼミのコミュ障代表、小川です。
前回の渡辺さんの記事でも触れていたゼミのメンバーが関心のあるものについて書くという試みに対して、僭越ながら僕が一番槍の栄光を頂きました。
この記事がアップされる際、一切誰の編集も確認もされていないので現段階では何でも好きな事を自由に書けます、もう自分の趣味剥き出しです。
もし後ほど不適切と判断された場合は来週の月曜日辺りに、
この記事は黒塗りの機密文書となっているでしょう。
この世に神はいません。
さて、先程趣味剥き出しと書かせて頂きましたが、肝心の僕の趣味は映画鑑賞なんです。
顔に似合わず中々高尚な趣味でしょう。
暇さえあればレンタルビデオ店へ駆け込み、気になった映画を根こそぎ借りては独りぼっちで二時間程画面の前に間抜け面を晒しております。
映画館も極稀に利用させて頂くのですが、陰キャガチ勢の僕は態々カップルが群がり仲睦まじくタペストリーを買っていく場所には滅多に向かいません。
ゼミの新たな試みとして、こういった関心のあるものについて書く際、僕は映画作品について、常識とモラルの許す限りなるべく縛られず趣味の延長として書かせて頂こうかと思います。
僕の稚拙な文を読んで、ほんの少しでも
「この映画面白そうだな」「実際に観てみたいな」
と思って頂き、GE◯やTUT◯YAの売り上げに貢献して頂ければ嬉しい限りです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回はこの映画について書かせて頂きます。
もう予告でオチていますね。
選んだ理由と致しましては、こちらの次回作
『パシフィック・リム アップライジング』
が大ヒット公開中というタイムリー性と、
初回という事もあり、いきなり小難しい作品よりもこういったスカッとする何も考えなくても充分に楽しめる作品から手をつけた方がいいかなという杞憂です。
突如、太平洋海底より襲来し何故か終始バリバリの日本語で呼称される巨大生物「KAIJU」。
天敵の襲来に人類は手を取り合い、
あまねく総ての資源と時間を用いてスーパーピーキーロボットを作り上げます。
KAIJUの顔面にパンチをキメる為に。
KAIJUに真っ向から立ち向えるが『ドリフト』と呼ばれるトンデモ技術で操縦しているので、
❶ 操縦できる優秀なパイロットが必要
❷ しかも二人
❸ しかもコンビは肉親等でなければ易々と操縦できない程『ドリフト』は複雑
主人公は本編で赤の他人とドリフトしたり、一人でロボット操縦したりしてますがとにかく複雑なんです。
とにかくかっこいいからいいんです。
監督の『ギレルモ・デル・トロ』氏は日本の特撮やアニメの大ファンであり、この映画にも「あぁ、こういうの好きなんやろなぁ」といった設定やシーンが多く見られます。
雄々しく、不気味でありながらも魅力ある『KAIJU』達。
そして以下の名前からしてかっちょいいメカもその一つ。
クリムゾン・タイフーン!
チェルノ・α!
何故か一台だけ伝説のストリッパージプシー・ローズ風の名前
ジプシー・デンジャー …❤︎
そんな鋼鉄の棺桶たちが勢いで設定を時々度外視し、
夏を盛り上げる男の子大歓喜な超映像をとくと見よ!
君の中の九歳児男子を呼び起こせ!!
巨大ロボット!
巨大怪獣!!
巨大怪獣をブン殴る巨大ロボット!!!
コンテナの山!!!
なんや良う分からん棍棒バトル!!!
戦場と化すネオン街!!!
色!!!
犬!!!
スッゲー!3本腕じゃーん!!!!
バキュンバキューン!!
最高のブッ飛びトリップSF映画!!
『パシフィック・リム』!!
と、本編よろしく勢いで大味な見所を挙げましたが、作品としても非常に監督の愛を感じる仕上がりとなっています。
KAIJUやロボのデザイン、作中に登場した物はもちろん設定のみ存在しているキャラクターも少なくありません。
役者さんの演技の注文一つを取っても、何より映画の世界観を深く念密に作り込んだのだろうと察せられる物があります。
ヒロインは日本人なのですが、何と『日本語がヘタクソ』です。
字幕版も吹き替え版も観させて頂きましたが、字幕版では…
「You promised me(約束したでしょう)…ワタシガイェガーニカルェトウォルヴェキダト…」
みたいな日本語で喋ってます。慄きました。
ですが内容をキチンと読み解くと、米国圏で突如日本語を繰り出す謎の滑舌にも納得が行く理由が用意されているのです。
あぁ、ネタバレになってしまうのでここでは語りませんよ
設定のどれを語ろうとしてもこの映画を形作る重要なチャプターとして言葉を濁さざるを得ない、そんなこの映画も読み解けば読み解く程唸る点が多い作品でした。
前述した様に「あれ?何かさっきの説明と違くない…?」みたいなシーンもありますが、そんな理屈や道理を跳ね飛ばす迫力のある映像もまた屈指の見所です。
デルトロ氏の様に、細かい設定や資料集を眺めるのが好きな方には強くオススメしたい一本で御座います。
もちろん「かっこいいロボが暴れてる映画がみてぇ!!」
という方にもオススメです。
最新作『パシフィック・リム アップライジング』の予習も兼ねて、気が向いたら手にとってみては如何でしょうか。
以上、まだアップライジング観ていない小川でした。