『GATACA』
オガワです、お久しぶりで御座います。
最近ゼミに参加せず現実側でも大分お久しぶりになってしまった私で御座いますが、文化祭も残り8日と刻一刻と迫っている状態、
心を入れ替えて誠心誠意ゼミ活動に参加して行こうと思います。
どうせ心を入れ替えるのならば顔面も身体も入れ替えて一刻も早く速水もこみちに成り済ましたい所存で御座います。
ところで、皆様は誰かに成り済ました事は御座いますか?
私は小さな頃、ダーウィン博士に成り済ましていました。
沢山の動物を知り、進化論を発表した天才であると。
本当にそんな才覚があったら印税で食っていけている筈なので私の幼い成り済ましは失敗に終わった訳で御座いますが、
劣等種が優等種に成り替わるという事は到底不可能だと思われます。
だからこそこの映画を見て欲しい。
英語でなんか言ってますね。
今回は『GATACA』(1997)という映画を紹介します。
『我々は母なる自然に手を加える、しかし母もそれを望んでいると私は思う』
人間のエゴ剥き出しの前口上から幕を開けるこの映画。
時代はそう遠く無い未来、遺伝子操作が当たり前となり『適正者』と呼ばれる天才が闊歩する時代。
石を投げれば天才に当たるくらいの世の中で、遺伝子操作をせず自然に生まれてきた流行りのオーガニックである『不適合者』は社会的なレベルでの差別を受けていた。
そんな中で両親のエゴにより『不適合者』として産まれるヴィンセント、彼こそが今回の主人公。しかも弟は普通に『適合者』、やめたれ。
小さな頃からヴィンセントは弟との差に苦しみ続け、やがてこの地球を抜け出す『宇宙飛行士』になる事を夢見ます。
現代でさえ苦労と努力を積み、叡智の結晶として働く職員に。
適当にその辺で声かけた奴の方が優秀な時代で、普通の人間が挑みます。
余りにも無謀な挑戦に、勿論大敗を喫するヴィンセント。
ですが、彼は大人になっても尚、夢を諦めきれません。
そんな彼はある日、『適正者』であるジェロームの遺伝子を定期的に頂く協力関係を築きます(違法)
かつて天才水泳選手だったが、事故で両足の自由を奪われたジェローム。
彼のDNAのおかげで、
ヴィンセントは宇宙へ向かう第一歩『GATACA』へと詐欺入社を果たすのでした。
詐欺入社野郎のヴィンセントは数々の苦難に挑みます。
謎の殺人事件
しつこい刑事
水泳
ジェロームとの問答
しつこい刑事
ジェロームのメンタルケア
ラブロマンス…♡
水泳
ジェロームのメンタルケア
『天才として産まれる事』と『天才になるという事』のどちらがより正しく偉大なのか?
劣等種が世界を騙す成り代りのお話。
細かな演出や人物の心理描写、芸術的とも言えるワンカットの美しさは何処か廃退的でじんわりと染み入る様な感情を起こします。
是非興味を持って見て頂ければなぁと思うばかりです。
では、お目汚し失礼致しました。